赤面症の原因とは?人前や人と話すと顔が赤くなるのは何故?
緊張したり、恥ずかしいと思った時、または人前や人と話すと顔が赤くなる理由は何でしょうか?
赤面症を治すためには、その原因について知る必要があります。今回はその原因について詳しくみてゆきましょう。
赤面症は病気ではない?
赤面症とは?でお話させていただきましたが、赤面症というと病気なのではないか?そう思ってしまう人もいるかも知れません。しかし、赤面症は病気ではありません。
顔が赤くなる、これは病気でも何でもなくて、実は生理現象の1つです。
「でも私は人よりも赤くなるし、これだけ悩んでいるのに」と、赤面症に苦しんでいる方は思われるかも知れません。
私自身、赤面症に悩んできました。
だから、そのお気持ちはよく分かります。(筆者のプロフィール)
しかし、今、克服してみてはっきりといえることは、顔が赤くなるのは生理現象にしか過ぎない、ということです。
ただ、人よりも顔が赤くなる人もいますし、そうでない人もいます。
顔が赤くならない人は緊張したり、恥ずかしいと思ったりといったことはないかというと、実はそうではありません・・
顔に出るか出ないかの違いがあるだけで、実は誰もが恥ずかしいと思ったり緊張したりすることがあります。
人はそうやって緊張したり、恥ずかしいと思うと、体に何かしらの生理現象が現れます。
赤面する人もいますし、赤面はしていないけど、汗をかく人、手足が震える人もいます。だけど、この場合、汗をかくのは病気だからではありません。手足が震えてしまうのも病気だからではありません。
赤面することも同じように病気ではないんです。
ただ、赤面症というほどに悩まれる方の場合は私自身がそうでしたが、ただ顔がちょっと赤くなるだけではなくて、どんどん赤くなったり、ひどく赤くなったりすることがあります。
顔が赤くなりやすい体質というのはある程度は持って生まれたものだとしても、こういったどんどん赤くなってしまったり、ひどく赤くなったりしてしまう、いわゆる赤面症と呼ばれるものは治すことができます。
その治し方についてはこれから私自身の経験も踏まえた上でご紹介してゆきたいと思います。
過去の経験やトラウマ
赤面症になってしまうきっかけは色々だと思います。
クラスメートから注目を浴びてしまったこと、誰かから笑われてしまったこと、大勢の前でスピーチをしたこと、電車で知らない人と目があったこと、異性と話をしたこと・・・などなど。
そういう体験が引き金になって赤面症へと発展してしまうことがあります。
そして、そうやって一度嫌な体験をしてしまうと、もしくは恥ずかしい体験をしてしまうと、そこから逃げようとしてしまうのが人間の本能のようです。
私自身も同じでした。
以前の私は赤面することから、緊張することから、そして、結果として笑われてしまうことから逃げ続けてきました。
そして逃げて逃げて逃げ続けてきて、もう逃げようとする自分が嫌になりました。
プロフィールのところでもそれについては書かせていただきましたが、そうやって、逃げ続けてきたことと向き合おうとやっと思えるようになりました。
過去の経験やトラウマから少し話がそれましたが、そうやって自分が逃げてきたことと向き合って、そして、人前で堂々とスピーチができるようになるまで色々なことを試してきましたし、実践してきました。
そうやってわかったことがあるのですが、過去の経験、もしくはトラウマがあっても、赤面症は治すことができるということです。
過去の経験やトラウマは引き金にはなっても、治らない原因にはならないと断言できます。
それは言うのは簡単で実践するのは難しいです。だけど、過去に嫌な経験やトラウマがあっても赤面症は治ります。
もっと大事なことは過去の経験があるから赤面症が治らないという考え方が自分の中にあったなら、その考え方を捨ててしまうこと、だと私は思っています。
私自身は、その考え方を持ち続けている間は赤面も過度の緊張も治ることはありませんでした。ところが、その考え方を捨ててから、色々なことが変わり始めたのです。
顔が赤くなるのは何故?
顔が赤くなるのは、冒頭でも少しお話しましたが、生理現象の1つです。それは決して病気ではありません。
緊張したら心臓がドキドキしたりします。でもそれは心臓がどこかおかしくなってしまったからではありません。
緊張したことで起こる生理現象が、心臓がドキドキする・・・ということなのです。
顔が赤くなるというのも、それととても似ていて、やはり生理現象の1つです。
恥ずかしいと思ったり、緊張したり、自分に意識が集中したりすると顔は赤くなります。ただ、その顔が赤くなる度合いが人によって違うだけ、です。
ところが、赤面症の人の場合は、一度赤くなったと指摘されたり、自分で感じたりすると、さらに赤くなってしまうことがあります。
これが赤面症の人にとっては(私もそうでしたが)すごく苦痛です・・。。
赤面症を克服するには、顔が赤くなってしまうという生理現象を認めながらも、その生理現象が起こる仕組みをさらによく理解することが第一歩になってくると思います。
それは言い替えると、恥ずかしいと思ったり、緊張したりするそもそもの理由、もしくは仕組みを知るということでもあると思います。
その仕組みを理解すると、ある程度は緊張したりすることはあっても、それが過度の緊張になったり、先ほどの一度赤くなったと指摘されてさらに赤くなるということがどんどんなくなってゆきます。
自信と自意識過剰。自信があれば、赤面症は治せる
赤面症カウンセラーの中村先生は赤面症の原因は自信の欠落であり、その自信の欠落が自意識過剰へとつながってしまうと、「赤面症を治した人達が実践した赤面症克服方法 」の中で語られています。
その自意識過剰が過度に進行すると対人恐怖症になると。
自分に自信がないと、どうしても他人の目が気になってしまいます。どう思われるだろうか?と、気になります(自意識過剰になります)。
それは自分に自信がないから、です。
自分に自信があったら、どう思われるだろうかとはあまり思わずに済みます。
だけどそもそも、自信とは何なのでしょうか?
誰かよりも優れた人間になれば自信がつくでしょうか?
そうかも知れないですね。だけど、そんな形ではなくとも、自信を持つことができます。自信とは自分を信じると書きますね。
自分を信じることができたら、自信は持てるはず、です。
じゃあ、どうやったら、自信を持つことができるのか?
肝心なのはそこですよね。
でもその方法があります。
それは何かというと、自分を偽らないことです。
違う言い方をすると、自分をさらけ出すことです。
何かを隠そうとすると、もしくは自分を偽ろうとすると、自分を信じることができません。
例えば、人前でお話をする場面があったとしましょう。
こんな時、緊張しないようにしようとすると、緊張します。赤面します。
だけど、緊張していることを隠さないで、「わたし、緊張していますので、うまく伝わらないところがあるかも知れませんが、一生懸命お話させていただきたいと思います。」
といきなり緊張していることを隠さずにさらけ出してしまうと、案外緊張しないで済むことに気づきます。
少し自信の話からそれてきましたが、自分を偽らずに、弱いところもさらけ出してしまおうとすると、何かを隠す必要がなくなって、そのままの自分が残りますね。
その、そのままの自分なら、等身大の自分なら、自分でわかっていますから、信じることができます。
先程の緊張しないようにしよう・・・ではありませんが、緊張している自分を認めないで、緊張していないように見せようとすると、自分ではわからない自分を演じることになるので、そんなわからない自分を信じることはできないと思うのです。
だから色々な自分、ちょっと緊張してしまったり、恥ずかしいと思ったりして顔が赤くなってしまう自分であっても、隠さないで、そのままの自分でいいやと思い切って思ってみると、自分を信じることができるようになってきます。
それが自信になります。
そして赤面症を治す上で最も大切なことの1つがその自信なのだと思います。
▼赤面症を治した人達が実践した方法
多くの方が赤面症を治した方法です。一度ご覧になってみてください。