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スピーチやプレゼン、人前で話すと顔が赤くなる

これまで、赤面症の原因赤面症の治し方について見てきました。

今回は人前で顔が赤くならない方法で少しお話しましたが、スピーチやプレゼンテーションなど人前で話す時に顔が赤くなるということについてさらに詳しく見てゆきましょう。

人前で緊張すること、赤面すること

少しおさらいになりますが、人前に立って話をすること、スピーチやプレゼンテーションなどでは誰もが緊張するものです。

赤面症の人の場合は私自身がそうでしたが(プロフィール参照)、緊張しないようにすれば赤面しなくて済むとそう考えがちだと思います。

だから、スピーチの時などは緊張するな、緊張しちゃだめだと自分に言い聞かせようとしてみたり。ところが、それは人前で顔が赤くならない方法でご紹介した通り、逆効果でした。

緊張しないようにしようと考えるほどに緊張します。赤面しないようにしようと思うほどに赤面します。

赤面症に関しては多くの人が思うことと反対のことがその抜け道、克服方法のようです。私自身はそれに気づくまでに長い長い時間がかかりました。

赤面することは生理現象の1つ

これは、赤面症の原因でもご紹介しましたが、スピーチやプレゼン、人前で話す時に赤面しないために何をしたらいいかを考える上でとても大切なことなので今一度お話したいと思います。

赤面するということは生理現象の1つです。どこかが悪いわけでも、病気になったわけでもありません。

誰もが緊張すると先ほど書きました。スピーチの時などは誰もが緊張します。

そんな時、心臓がドキドキすることがあると思います。これは心臓がどこかおかしくなったわけではなくて、緊張したことで起こる生理現象の1つが心臓がドキドキする、ということなわけです。

赤面もそれと一緒です。ただ、赤面の場合は個人差が大きく、顔が赤くなる人もいれば、緊張していても顔が赤くなりにくい人もいます。

ただ、どちらも緊張していることに変わりはありません。

人前で話す時に顔が赤くなることそのものをどうにかしようとすることは、緊張した時に心臓そのものを何とかしようとしているのと一緒で、うまくいきません。

人前で話す時に赤面しないためには赤面するしないは一旦忘れてしまって、他のことに意識を向けてゆく必要があります。

まずは準備から

さて、ここからは具体的な対策になります。(赤面症の根本的な治し方については、赤面症の原因赤面症の治し方でご紹介していますから、そちらをご覧ください)

スピーチやプレゼンなど人前で話す時の赤面症対策としてまず大事なのは、準備をすることです。

以前にも書きましたが、スピーチを苦手としている人の殆どは準備が不足しているのです。

話の内容を決めることもそうですが、実際にリハーサルをしてみること。しかも、何度も納得ゆくまで自宅でリハーサルをしましょう。

また、現地にいけるときは、下見をしておくことで余計な緊張を抑えることもできます。

リハーサル、リハーサル、リハーサル。これに限ります。

何故ここまでリハーサルと言うのかはここまで他の記事を読んでくださった方はもうおわかりだと思います。

それは、わからないことをできるだけ減らすためです。わからないことがあると人は緊張したり不安になります。

わからないことは色々ありますね。うまく話せるだろうかということもわからないことの1つです。

うまく話せるだろうかと考えると不安になり、緊張します。結果的には赤面することにつながってゆきます。

ところが、そのわからないこと(うまく話せるだろうか)を事前に何度もリハーサルしておくことである程度減らせます。

話すことを決めておくことも同じです。

準備して、繰り返しリハーサルしておくことでわからないことが減ってゆき、適度な緊張はしても、過度に緊張することも減ってゆきます。それが赤面しないことへとつながってゆきます。

話の内容に集中する

本番中に、誰かと目があって、赤面してしまったということはよくあることです。また、話の途中で何だか笑われているような気がしたり、自分の顔がほてっているのが気になりだして赤面してしまうこともあります。

そういう時の最善の方法は、私は自分の話の内容に集中することではないかと思っています。

今何を言うべきか、どこを強調するべきか?声は大きいか?と言う風に自分が今言うべきこと、やるべきことに意識を向けることです。

どう思われているかと思い始めると緊張するし、赤面しやすくなります。ところが、今自分が話すべきこと、やるべきことに意識を向けると、そういったことが気にならなくなります。

人はそんなに器用ではありません。だから1つのことに意識を向けると、もう1つのことへの意識が薄まってゆくのです。

誰かに向かって話をする?

もう1つの対策方法があります。

それは、聴いている人の中に自分の親友や家族、親戚、誰でもいいのですが、親しい人がその中にいると考えて、その人にむかって話をすることです。

愛を込めて、というと大袈裟ですが、その位の気持ちで話すと赤面がひどくなったりしなくなります。

誰かのために、これはとても効果がある方法です。

恥ずかしいとか、そういう気持ちも誰かのためにやっているのであれば、わいてきません。自分のために何かをすると緊張しやすくなります。例えば、よく思われたいと思ったり、など。

でもその場にいる人のことを考え、また、ここに足を運んでくれたことに感謝して話をしようと思うと緊張しないものです。

自分より、誰かのために話そう、そう思うと緊張しなくなってゆきます。そうなると、顔も多少は赤くなっても、どんどん赤くなったり、赤くなり過ぎたりすることはなくなってゆきます。

赤面症を治した人達が実践した方法
多くの方が赤面症を治した方法です。一度ご覧になってみてください。