注目されると顔が赤くなる、赤面する
ここまで赤面症の原因や治し方、そして、対処方法として下記のようなことを見てきました。
・人前で顔が赤くなった時
・緊張すると顔が赤くなる
・スピーチやプレゼン、人前で話すと顔が赤くなる
・女性や男性など異性の前や好きな人の前で
・顔が赤いと言われるとさらに赤面する
今回はこれらととても似ていますが、注目されると赤くなる、赤面するということについて見てゆきましょう。
注目された後と前の違いについて考えてみる
注目されると顔が赤くなる、そうならないためにはどうしたらいいか、ということを考える前に注目された後と前の違いについて考えてみましょう。
例えば、会議で発表する時や授業で先生に指名された時。自分に多くの人の視線が集まりますね。そして赤面してしまったとしましょう。
その前はどうでしたか?
顔は赤くなっていなかったと思います。
その時は何をしていましたか?
人の話を聞いていたり、ノートに何かを書き込んでいたり、何か別のことを考えていたり、といったことでしょうか。
ではその後はどうでしょうか?
注目された途端に何か違うことをしたり、考えたりするでしょうか?
まず、他人の視線を意識しますね。次に恥ずかしいなぁ、どう思われてるかな?と考え出すことはないでしょうか。
これは今まで説明してきたことと似ていますが、相手にどう思われているかなと思うと赤面するのでしたね。
そして何故そうなってしまうかについては赤面症の治し方で詳しくご説明しました。
ですので、ここでは詳しくは書きませんが、相手にどう思われていると緊張するように人はできています。
相手にどう思われるかと思うと緊張して不安になります。その理由は「わからないから」です。
相手がどう思うかは本当のところはわからないものです。そのわからないことを考えようとすると、人は緊張したり、不安になります。そして、結果的には赤面することにつながってしまう。
人が何を思うかは本当はわからない
人が何を思うか、何を考えるかということは本当はわからないものです。
ところが、赤面症の人の場合、私自身がそうでしたが(プロフィール参照)、人にどう思われるかがとても気になります。
そして、結果的に緊張し過ぎてしまったり、顔がどんどん赤くなったりします。
ところが、人が何を思うかということは本当はいくら考えてもわからないものです。そして、人は色々なことを思うもの、です。
どういうことかというと、自分が何をやっても何を話しても、それをいいねと言ってくれる人もいれば、よくなかったと言う人もいるということです。
100人の人がいて、100人が同じことを思うことはありません。みんなそれぞれ違ったことを思います。
その中には必ず自分のことをいいねと言ってくれる人と、よくなかったと言ってくる人と、どちらでもない人、という3つのグループの人達が含まれています。
この話は長くなりそうなので、この辺にしたいと思いますが、ただ、どんなところで、どんな人達を前に何をしても、何を話しても、必ずいいねと思ってくれる人がいます。
反対に何を言っても、特によくは思ってくれない人も必ずいます。
何を言ってもその人達は変わりません。
だから、そういう人達ではなくて、自分のことをいいねと言ってくれる人に向かって話そうとする、例えば、人からの注目を浴びながら、何かを話さなければならない場面ですとかそういった場面では、その自分をいいねと言ってくれる人達に向かって話そうとするのもよい方法です。
少し話を整理すると、注目されると赤面してしまうのは、人にどう思われるだろうかと考えてしまったからでした。
そして、人にどう思われるだろうと、本当は「わからないこと」を考えるとその途端に緊張したり、不安になるということでしたね。
その緊張や不安、恥ずかしいという気持ちなどが赤面することにつながります。
勿論誰でもどんな人でも、緊張はするし、不安にもなります。顔が赤くなるのもその緊張することによるある種の生理現象です。(赤面症とは?参照)
しかし、人にどう思われるだろうと考えた途端に、その適度な緊張が、過度な緊張に変わってしまいます。
そうなると、顔がどんどん赤くなったりします。
そうならないためには、人にどう思われるだろうと思わないこと。そのためには、人は色々な人がいて、必ず意見がわかれること、だけど、自分のことをいいねと言ってくれる人は必ずいるということを知るということだと思います。
それが本当の意味で理解できると、人にどう思われるかと思うことがあまり意味のないことに思えてきます。
そうなった時に注目されても多少は緊張して、多少は顔が赤くなったとしても、緊張し過ぎたり、どんどん顔が赤くなったりするということはなくなってゆくと思います。
▼赤面症を治した人達が実践した方法
多くの方が赤面症を治した方法です。一度ご覧になってみてください。